2009年07月13日
SL紙芝居:ヒッチハイクの男(最終回)
ようやく朝になりました。う~ん、座ったまま寝たから、体の節々が痛いよ~w
ふっと隣を見ると、彼がいません。おトイレにでも行ったのかな・・・?
ところが30分待っても戻ってきません。更に待って1時間経った時に、鈍い私もようやく気が付きました。
「あいつ~、何にも言わないで黙ってどこかに行っちゃったよ~!!」
・・・その後、近くの早朝オープンのカフェに入って、モーニングコーヒーを飲みながらあのヒッチハイクの男の事を考えました。
突然現れて、かと思うとまた突然去っていった男。理由も言わず遠く離れた町まで運転させて、そして居なくなった男。
彼は一体誰だったの? 神様はどうして私と引き合わせたの? 何か理由があるはずよね?
意味も無くあんな出会いをさせるはずが無いわ。でもその意味って何?
いくら一人で考えても答えは出るはず無いし、だけど新しい一日はもう始まったのです。
さあ、いつまでもウダウダ考えてもしょうがない。それよりも今日を一日元気にがんばろう。
もし本当に何か意味のある出会いだったなら、きっとまたどこかで出会えるはず。私には確信に近いような予感がありました。
「赤い糸かも・・。うふふ。」
(終わり)
Posted by カレン at 21:30│Comments(0)
│SL紙芝居
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